背中・Deadlift

デッドリフトの1RM計算機

デッドリフトで実際に挙げた重量と回数を入れると、1RM(1回だけ挙げられる最大重量)の推定値が出ます。デッドリフトは推定式が低めに出やすい種目なので、下の注意点もあわせて読んでください。

デッドリフトで限界近くまで追い込んだセットの記録を入れてください(余力を残したセットだと低く出ます)。

計算式

推定1RM(最大挙上重量)

116.7kg

Epley式 116.7kg / Brzycki式 112.5kg

この1RMから逆算した目標重量

  • 1116.7kg
  • 3106.1kg
  • 5100.0kg
  • 892.1kg
  • 1087.5kg
  • 1283.3kg

%1RM換算表(回数 → 1RMに対する割合)

「その回数がぎりぎり上がる重量」は、1RMの何%にあたるかの目安です。1RMがわかっていれば、狙いたい回数に対応する重量をここから逆算できます。

回数ごとの1RMに対する割合(Epley式・Brzycki式)
回数Epley式Brzycki式主な狙い
1100.0%100.0%筋力向上
293.8%97.2%筋力向上
390.9%94.4%筋力向上
488.2%91.7%筋力向上
585.7%88.9%筋力向上
683.3%86.1%筋肥大
781.1%83.3%筋肥大
878.9%80.6%筋肥大
976.9%77.8%筋肥大
1075.0%75.0%筋肥大
1173.2%72.2%筋肥大
1271.4%69.4%筋肥大

12回までを掲載しています。回数が増えるほど推定式のズレは大きくなるため、13回以上のセットからの逆算は目安としても使わないでください。「主な狙い」は一般的な負荷設定の区分で、個人差があります。

デッドリフトでの推定精度について

デッドリフトは、検証された推定式がそろって 1RM を過小評価したと報告されている種目です(LeSuer ほか 1997)。つまり、表示される数値は実際の 1RM より低めに出る可能性が高いと考えてください。重量設定の下限を決める用途には使えますが、この数値を「挑戦してよい最大重量」として扱わないでください。

デッドリフトで1RMを推定するときのコツ

デッドリフトは握力が先に限界を迎えやすい種目です。ストラップなしで回数が止まったセットは、背中や脚の限界ではなく握力の限界を測っていることがあります。1RM の推移を追いたいなら、ストラップの有無を固定して記録してください。

また、セット中に腰が丸まりはじめた時点が実質の限界です。フォームが崩れたまま続けた回数を入れると、推定値が実力より高く出るうえに怪我のリスクも上がります。「フォームを保てた回数」で計算してください。

推定した1RMの使い道

デッドリフトは疲労が抜けにくい種目のため、毎回限界まで追い込むより、推定 1RM に対する割合で強度をコントロールするほうが継続しやすくなります。たとえば「70〜80%1RM で 5 回 3 セット」と決めておけば、追い込みすぎを防げます。

下の換算表から、狙う回数に対応する重量を読み取れます。前述のとおり推定値は低めに出やすいので、表の重量が軽く感じる場合は無理に合わせず、実際の感覚(RPE)を優先してください。

使っている計算式

この計算機は、挙げた重量を w、回数を r として、Epley式「1RM = w × (1 + r ÷ 30)」とBrzycki式「1RM = w × 36 ÷ (37 − r)」の2つで推定しています。前者は1985年にボイド・エプリー氏が、後者は1993年にマット・ブジッキ氏が発表した式です(出典は下の参考文献)。

2つの式は10回でちょうど同じ値になり、それより少ない回数ではEpley式が高く、多い回数ではBrzycki式が高く出ます。差そのものが推定の幅だと考えて、両方の数値を見ておくのがおすすめです。式の詳しい違いと使い分けは、総合ページで解説しています。

1RM計算機(全種目共通)の解説を読む

よくある質問

Q. デッドリフトの推定1RMが実際より低いのはなぜですか?
デッドリフトは他の種目に比べて、同じ %1RM でも多く反復できる傾向があるためです。推定式は主にベンチプレスなどのデータをもとに作られているため、その差がずれとして出ます。LeSuer ほか(1997)でも、検証されたすべての式がデッドリフトの 1RM を過小評価したと報告されています。
Q. ストラップを使った記録で計算してもいいですか?
使えます。ただしストラップあり・なしは別の記録として分けてください。混ぜると握力の影響で推移がぶれます。
Q. ハーフデッドリフトやルーマニアンデッドリフトでも使えますか?
種目ごとに分けて記録すれば使えます。可動域や対象筋が違うため、通常のデッドリフトの 1RM とは別の数値として扱ってください。

参考文献

  1. [1]Epley B. "Poundage Chart." Boyd Epley Workout. Lincoln, NE: Body Enterprises, 1985.書籍のため公開 URL なし。1RM 推定式として最も広く引用されている式のひとつ。
  2. [2]Brzycki M. "Strength Testing—Predicting a One-Rep Max from Reps-to-Fatigue." Journal of Physical Education, Recreation & Dance 64(1): 88–90, 1993.
  3. [3]LeSuer DA, McCormick JH, Mayhew JL, Wasserstein RL, Arnold MD. "The Accuracy of Prediction Equations for Estimating 1-RM Performance in the Bench Press, Squat, and Deadlift." Journal of Strength and Conditioning Research 11(4): 211–213, 1997.被験者は筋力トレーニング授業を受講する大学生 67 名(未熟練者)。種目ごとに誤差の傾向が違うことを示した研究。

このページの数値はすべて推定であり、特定の重量に挑戦することを推奨するものではありません。持病・けが・痛みがある場合や体調に不安がある場合は、無理をせず医師や専門家に相談してください。