バーンフィット(BurnFit)は、韓国の株式会社バーニットが2020年から提供している筋トレ記録アプリです。アプリ本体は無料で、有料のPROは月額¥690または¥990、年額¥4,790〜¥6,990(2026年8月2日時点の日本App Storeの掲載)。日本のApp Storeの評価は4.6・2,448件、Google Playは4.3・9,660件です。この記事では、料金の実際の掲載内容と、無料でどこまで使えるのか、どんな人に向くのかを公開情報から整理します。

先に立場を明かします。筆者は筋トレ記録アプリ LiftLog の開発者です。 競合にあたる記事なので、事実はストアの実表示・公式サイト・公開レビューの3つに限り、バーンフィットが勝つ点もLiftLogが負ける点も同じ基準で書きます。なお筆者はバーンフィットを課金して使い込んではいないため、アプリ内の細かな挙動については断定せず、公開情報から読み取れる範囲に留めます。

バーンフィット公式サイト日本語版のトップページ。暗いジムの写真を背景に「#1 フィットネスパートナー」のバッジと「記録が私をつくる」「LOG IT, LIVE BETTER.」の見出しが中央に置かれ、その下にApp StoreとGoogle Playのダウンロードボタン、画面下部に「最強のトレ記録アプリ 記録・分析・可視化」と「無料で試す」ボタンのバーが並んでいる
出典: バーンフィット公式サイト(https://burnfit.io/ja/)2026-08-02 取得。画像の著作権は BurnFit に帰属します

バーンフィットはどんなアプリか

公式サイトのキャッチコピーは「記録が私をつくる/LOG IT, LIVE BETTER.」。トレーニングの記録だけでなく、食事とデータ分析まで1本で抱えるタイプの記録アプリです。

公式サイトが挙げている機能の柱は5つあります。

  • 記録 — 重量・セット・回数のチェック、スーパーセットとドロップセットの設定、過去の記録の読み込み
  • 強度 — 推定1RMを基準にした種目別・セット別の運動強度(%)を6段階で表示
  • 分析 — 種目別・期間別の統計と、部位ごとの筋肉疲労度ヒートマップ
  • 食事 — 食事・軽食・サプリ・プロテインの記録、カロリーとPFC(三大栄養素)の分析
  • ルーティンとプログラム — 筋肥大・ストレングスなど目標別のプログラムと、自作のルーティン

App Storeの説明文ではさらに、写真から料理を判定する「AIレンズ」、AI週間レポート、BIG3合計の自動計算、Q&Aと友達フィードのコミュニティ、GIFの種目ガイドが挙がっています。**記録アプリというより「筋トレ版の総合管理アプリ」**と考えたほうが実態に近いです。

推定1RMを軸に強度を出す設計なので、自分の数字が何%にあたるのかを先に把握しておくと、この機能の意味がわかりやすくなります。

1RM計算機(%1RM換算表つき)Epley式とBrzycki式で最大挙上重量を推定し、そこから各パーセンテージの重量を早見できます(登録不要)

ストアの掲載情報も押さえておきます。日本のApp Storeでの初回公開は2020年3月20日、最新版は2.228(2026年7月28日)。必要環境は「iOS 15.1およびwatchOS 8.0以降」で、対応デバイスにApple Watchが含まれます。Google Playは公開が2020年8月24日、ダウンロードは50万以上。ブラウザで使うWeb版はありません。

料金:月額¥690/¥990、年額¥4,790〜

ここが検索で最も知りたい部分だと思うので、推定を混ぜず、App Storeの実際の掲載をそのまま出します。

App Store 日本ストア「アプリ内購入」欄の表示(2026-08-02 時点)
商品名(原文ママ)表示価格
バーンフィットPRO1ヶ月購読¥690
バーンフィットPRO 月間購読¥990
BurnFit PRO Monthly Plan¥690
バーンフィットPRO 1年購読¥4,790
バーンフィットPRO1年購読¥5,790
バーンフィットPRO 1年購読¥6,990
バーンフィットPRO 3ヶ月クーポン¥1,000
バーンフィットPRO 6ヶ月クーポン¥2,000
バーンフィットPRO 1年クーポン¥2,000

出典: 筋トレ記録&管理で継続・習慣化サポート - バーンフィット(App Store 日本)2026-08-02 確認)

読みやすさのため月額→年額→クーポンの順に並べ替えていますが、商品名と金額はストアの掲載どおりです。App Storeのこの欄は上位の商品だけを表示する仕様のため、これが全商品とは限りません。適用される金額はアプリ内の購入画面で確認してください

Google Play側の表示は「¥690〜¥6,990/アイテム」で、上下の幅はApp Storeとほぼ一致しています。

1年使うといくらになるか

月額と年額では、同じ1年でも支払い額がかなり変わります。掲載されている金額で1年ぶんを計算すると、次のようになります。

1年間使った場合の支払い額(App Store 掲載の金額から計算)
選び方1年の支払い月あたり
月額 ¥690 を12か月¥8,280¥690
月額 ¥990 を12か月¥11,880¥990
年額 ¥4,790¥4,790約¥399
年額 ¥5,790¥5,790約¥483
年額 ¥6,990¥6,990約¥583

2026-08-02 時点の App Store 日本ストアの掲載金額から筆者が計算した参考値です。実際に適用される金額と請求はアプリ内の購入画面で確認してください

どの組み合わせで比べても、年額のほうが月額より安くなります。 最安の年額¥4,790なら月あたり約399円で、月額¥690の約6割です。使い続ける見込みが立ってから年額に切り替える、という順番でも損はしません。

もうひとつ、買い切り(永久ライセンス)のプランは掲載されていません。 代わりに3か月¥1,000/6か月¥2,000/1年¥2,000の「クーポン」があります。適用条件は公開情報からは確認できなかったので、アプリ内で確認してください。買い切りで払い切りたい人は、Strongアプリのように「Forever」プランを持つアプリを見るほうが早いです。

無料でどこまで使えるのか

まず無料のままでできることから。ワークアウトの記録そのものは無料で行えます。公開レビューには次のような声があります。

メニューが一通り揃っていることと個別のインターバル設定など無課金でもかなり使いやすくなっている(★5・2026年3月・v2.091)

今の所、無課金で利用させて頂いていますがとても使いやすく、各部位別トレーニングの名前、解説、より詳しく知りたい方の為にYouTubeにまで飛んで動画を見れる便利さ(★5・2026年5月・v2.176)

種目ライブラリとCG/GIFの解説、YouTubeへの導線、種目ごとのインターバル設定は、無料の範囲でも使えているようです。記録アプリとして必要なものは、ひととおり無料側にあります。

一方でPRO側に入るとされているのが次の3点です。無料版とPROの機能比較は公開情報からは確認できなかったため、以下は公開レビューから読み取れる範囲になります。

無料とPROの違い(公開情報から読み取れる範囲・2026-08-02 時点)
項目内容情報の出どころ
広告無料では表示されるGoogle Play のストア表示「広告が表示されます」
過去の記録の読み込み・コピー無料は直近7日ぶんまで、という声が複数App Store の公開レビュー
ルーティンの登録数無料は2つまで、という声App Store と Google Play の公開レビュー

無料版とPROの機能比較は公開情報からは確認できなかったため、上表は公開レビューからの整理です。最新の内容はアプリ内の購入画面で確認してください

広告については、Google Playのストアページに「広告が表示されます」と明記されているので、これは確実です。レビューでは「トレーニング後に広告が出る」という声が多く、★5の投稿でも「無料プランですが広告もトレ終わりに出るくらいなのでそれほど気にならない」(★5・2025年11月)と、許容している人が一定数います。

PROにした側からの評価も参考になります。Google Playには次の投稿があります。

無料版では広告が多かったり、トレーニングルーティンが2つまでしか登録できなかったりと不便でしたが有料版では快適に使えてます!(中略)特にマシンの使い方や、筋肉疲労分析、食事記録には感動してます(2026年7月19日)

無料で引っかかる場所と、PROにすると何が解けるのかが、同じ投稿の中で語られています。 判断材料としてはこれが一番わかりやすいはずです。

無料枠の線引きは他のアプリでも同じ論点になります。たとえばHevyは、無料でも記録は無制限で、ルーティン4つ・履歴3か月・カスタム種目7つが上限です。自分の分割法や見返したい期間に照らして、どこで引っかかるかを先に数えておくと選びやすくなります。

評判:レビューから見える傾向

日本のApp Storeの平均は4.6(2,448件)、Google Playは4.3(9,660件)。どちらも高い水準です。

新着順のレビューを通して読むと、傾向がふたつ見えます。

ひとつは、種目の解説と記録のしやすさが安定して評価されていること。この点は投稿の時期を問わず一貫しています。

もうひとつは、2026年6月頃に無料で使える範囲が変わったとみられ、それ以降のレビューでは評価が分かれていることです。とくに「直近7日より前の記録の読み込み・コピー」がPRO側に入ったという内容の投稿が、この時期に集まっています。長く無料で使ってきた人ほど影響を感じやすい変更なので、平均点だけを見るより、自分の使い方でその機能が要るかどうかで判断したほうが実態に合います。

過去の記録を頻繁に呼び出す使い方(前回と同じメニューをコピーして始める、など)が中心なら、PROを前提に考えるほうが早いです。逆に、その日のメニューをその場で組む使い方なら、無料のままでも困りにくいはずです。

次の2つの節で、褒められている点と、入れる前に確認しておきたい点を分けて見ます。

高く評価されている点

引用はすべてApp Store日本ストアの公開レビューです(投稿者名は載せず、星と投稿月・バージョンのみ記載します)。

種目の解説がわかりやすいという声が最も多く見られます。

筋トレ初心者で筋トレメニューに詳しくなかったのですがCGアニメーション付きで説明があったり、YouTubeでの検索機能もあり、勉強しつつ記録ができて重宝しています。(★5・2025年8月・v1.952)

最初から種目が揃っている点も、記録アプリとしては効きます。

いくつかトレーニング管理アプリを利用いたしましたが、初期設定時点でのメニューの多さに驚きました。他アプリは基本的に後追いで種目を追加し、記録開始となる点やセット数を追加する際に重量を引き継げる事が個人的には非常に便利に感じます。(★5・2026年7月・v2.212)

トレーニングと食事をまとめて扱えることを利点に挙げる声もあります。

運動と食事とカロリーの管理を総合的にできるアプリはなかなかないのと、運動の仕方も掲載されており便利。アプリのおかげでパーソナルに行かなくてもある程度自律的に取り組めて助かっている。(★5・2026年7月・v2.224)

このほか、インターバルタイマー、カレンダーで通った日が埋まっていく可視化、記録の共有によるモチベーション維持が、高評価の理由として繰り返し挙がっていました。

入れる前に確認しておきたい点

ここも筆者の主観ではなく、公開レビューにある具体的な使用感を紹介します。いずれも投稿時点のバージョンでの声で、最新版で再現するかは確認していません。

Apple Watch連携については、うまく噛み合わないという報告が複数のバージョンにまたがっています。

セット間の休憩がApple Watchの方が機能しない どうしたらいいですか?(★2・2026年7月・v2.221)

★5の投稿の中にも「トレーニング完了のボタンを押すと、Apple Watchのアクティビティの通知とバッティングしてしまい、そこから先にスマホにデータが送信できなくなります」(★5・2026年2月・v2.076)という具体的な報告があります。同じ投稿者は「アクティビティの通知をオフにしておけばこのトラブルは出ません」と回避策まで書いていました。Watchでの記録が主目的なら、無料の範囲で接続まで確かめてから課金するのが安全です。

Appleヘルスケアとの連携についても、データが転送されないという投稿があります(★1・2026年7月・v2.228)。ヘルスケア経由で他のアプリと数値を共有したい人は、ここも先に試しておくとよさそうです。

もうひとつ、画面構成が更新で変わることがある点です。カレンダーの表示位置が変わって操作しづらくなった、という投稿が2026年6月にありました。機能追加の頻度が高いアプリなので、慣れた導線が動くことは起こり得ます。

一方で、サポートの姿勢は評価できます。Google Playではデベロッパが日本語で個別に返信しており、要望に対して「開発チームへ共有します」と具体的に答えている投稿を複数確認できました(2026年5月6日・7月20日の返信)。日本語でやりとりできる体制は、海外製アプリでは強みです。

バーンフィットが向いている人/LiftLogが向いている人

ここからは開発者としての立場を明示したうえで書きます。バーンフィットは良くないアプリではありません。 種目の解説から食事の管理まで1本で抱える設計は、記録アプリとしてはかなり守備範囲が広い部類です。

バーンフィットを選ぶべき人

  • 種目のやり方から知りたい人。CG/GIFの解説とYouTube導線は、初心者にとってかなり大きい
  • 食事もまとめて管理したい人。写真から栄養を推定するAI入力は、記録アプリとしては手厚い部類です
  • 部位ごとの疲労やボリュームの偏りを見たい人。ヒートマップ形式の分析を持つアプリは多くありません
  • 人とつながることが続ける動機になる人。Q&Aと友達フィードがあります
  • 年額で払う前提の人。年額¥4,790〜なら月あたり約399円で、PRO前提でも負担は軽めです

LiftLogを試す価値がある人

  • 過去の記録を、期間を気にせず呼び出したい人。LiftLogは記録の閲覧・呼び出しに期間の制限を設けていません
  • 広告を見たくない人
  • 「今日は何をやるか」「次は重量を上げるべきか」で毎回迷う人。記録を読んだAIが提案します
  • パソコンのブラウザでも記録を見返したい人
バーンフィットとLiftLogの違い(2026年8月2日時点)
比較軸バーンフィットLiftLog
料金無料+PRO(月¥690/¥990、年¥4,790〜¥6,990)主要機能はすべて無料・アプリ内課金なし
広告あり(Google Playのストア表示)なし
過去の記録の呼び出しPROなら制限なし(無料は直近7日ぶんまでという声)無料のまま期間の制限なし
メニューの提案目標別プログラム/AI週間レポート記録を読んだAIが提案。ワークアウト中の相談も可(1日10往復まで)
種目の解説CG・GIFの解説とYouTube導線ありなし(種目名と対象部位・器具のみ)
食事・栄養写真から判定するAI入力、PFC分析カロリーとPFCの手入力+Appleヘルスケア連携(AI画像入力はなし)
コミュニティQ&A・友達フィードありなし
対応環境iPhone / Android / Apple WatchiPhone / Android / Apple Watch / ブラウザ
運用実績2020年公開・日本App Storeで2,448件の評価2026年公開・評価件数はまだごくわずか

バーンフィット側は App Store / Google Play の掲載内容と公式サイト(2026-08-02 閲覧)に基づきます。無料の範囲は公開レビューからの整理であることを明記しました。LiftLog 側は開発者による記述です

表の中ほどと最終行が、LiftLogが正直に負けている部分です。種目のCG解説とYouTube導線、写真から栄養を推定するAI食事入力、コミュニティ機能はLiftLogにありません。運用実績も、2020年から動くアプリと今年公開したアプリでは比べるまでもありません。フォームから教えてほしい初心者には、バーンフィットのほうが親切です。

逆にLiftLog側の理由は、記録の呼び出しに期間制限がないこと、広告がないこと、ブラウザから使えること、記録を読んで次のメニューを提案するAIがあることです。操作の詳細はLiftLogの使い方にまとめています。

RPEを残しながら次の重量を決めたい場合は、下の換算ツールで感覚をつかむのが早いです。

RPE換算計算機RPEと回数から1RMを推定し、次のセットの目標重量まで計算できます(登録不要)

まとめ

  1. 料金は無料+PRO。App Storeの掲載は月額¥690/¥990、年額¥4,790/¥5,790/¥6,990、ほかに3か月〜1年のクーポンが¥1,000〜¥2,000
  2. 1年使うなら年額のほうが安い。最安の年額¥4,790は月あたり約399円で、月額¥690の約6割。買い切りプランは掲載なし
  3. 無料でもワークアウトの記録・種目ライブラリ・解説・インターバルタイマーは使える。PRO側とされているのは、直近7日より前の記録の読み込み、ルーティンの登録数、広告の非表示の3点
  4. 評価はApp Store 4.6、Google Play 4.3。2026年6月頃に無料で使える範囲が変わったとみられ、それ以降のレビューは評価が分かれている
  5. 褒められているのはCG・GIFの種目解説とYouTube導線、初期状態での種目の多さ、食事まで含めた一体管理。確認しておきたいのはApple Watchとヘルスケアの連携

まずは無料のまま2〜3週間記録して、過去の記録を呼び出す場面が自分にどれだけあるかを確かめるのが確実です。そこで詰まったときに初めて、PROに上げるか別のアプリを見るかを考えれば十分間に合います。