Planfit(プランフィット)は、韓国のPlanfit Inc.が開発しているAI筋トレアプリです。日本のApp Storeでは4.5・269件、Google Playでは4.2・26,146件の評価がつき、100万以上ダウンロードされています。通っているジムにある器具を登録すると、その器具だけでルーティンを自動で組み、実行中は音声がセットと休憩をガイドします。記録とAIプランの作成は無料で、有料のプレミアムはApp Storeに年額¥7,900・月額¥1,190・¥990の3種類が掲載されています。この記事では、無料でどこまでできるのか、年額7,900円に払う価値があるのはどんな人かを、ストアと公式の掲載情報から整理します。

Planfitはどんなアプリか
販売元はPlanfit Inc.(App Storeの著作権表記は「© 2021 Planfit Inc.」)です。App Storeでの初回公開は2020年5月15日なので、2026年8月時点で6年を超えています。
- App Store(日本): 4.5・269件の評価、最新バージョン3.230.3(2026年8月19日公開)、iOS 15.1以降
- Google Play: 4.2・26,146件、100万以上のダウンロード、最終更新2026年8月18日
- 対応言語は日本語・英語・韓国語・スペイン語・ドイツ語の5言語
- 互換性欄にはiPhoneのほか、iPad・Apple M1以降のMac・Apple Vision Pro・Apple Watch(watchOS 8.3以降)が並ぶ
公式サイトは「4,000,000+ 世界中のアプリユーザー」「4.7 ストア評価(67,000+件の評価)」と掲げていますが、これはPlanfit側が公表しているグローバル値です。この記事では、第三者が確認できる日本のストア掲載のほうを使います。
性格を一言でいうと、「今いるジムの器具で、今日やるメニューを組む」ところに寄せたアプリです。App Storeの説明にある機能を整理すると、通うジムや自宅にある器具に合わせたルーティンの自動提案、プレミアムの音声コーチング、種目タップで再生される実演動画と代替種目の提案、カスタムルーティンの編集、部位別ボリュームのグラフ、他ユーザーの記録が見えるコミュニティ、という構成になります。同じくAIでメニューを組むGymworkが「先に決めたプログラムを週の予定に沿って進める」形なのに対し、Planfitはその場の器具からルーティンを作り、実行中も音声でついてくるところに軸があります。
無料でできること、プレミアムで開くもの
無料の範囲
まず押さえておきたいのは、AIにプランを作ってもらう部分が無料の内側にあることです。Google Playの説明は「セット・レップ・重量・休憩時間までワンタップで記録でき(中略)基本機能は無料で利用できます」と明記していますし、公式サイトのFAQも、AIワークアウトプラン・エクササイズガイド・ワークアウトの記録という中心機能は無料で使い続けられ、追加機能が有料サブスクリプションになる、と説明しています。メニュー生成そのものを有料の内側に置くアプリもあるので、ここは無料枠が広いほうです。
ストアと公式サイトの掲載から、無料で触れる範囲として確認できるのは次のあたりです。
- プロフィール(レベル・目標・使える器具)を入力してのAIプラン作成
- 通うジムや自宅の器具に合わせたルーティンの自動提案
- カスタムルーティンの作成と編集
- セット・レップ・重量・休憩時間の記録
- 種目の実演動画と解説(公式サイトは600種目以上と記載)
- カレンダーと履歴、部位別ボリュームのグラフ
- 他のユーザーの記録が見えるコミュニティ
- Health Connectとの同期(歩数・筋力トレーニング・消費カロリー・体重)
プレミアムで開くもの
有料の「Planfitプレミアム」の中心は、トレーニング中の音声コーチングです。App Storeの説明は「プレミアムの音声コーチングで、トレーニングに集中。セット間の休憩も回数カウントもPlanfitにおまかせ」と書いています。App内課金の商品説明にも「1年間すべての運動・コーチング機能を利用」とあり、有料の主役がコーチング機能であることが読み取れます。
なお、無料版とプレミアムの機能を項目ごとに比べた一覧は、公開情報からは確認できませんでした(2026年8月23日時点・筆者調べ)。どこから有料になるかは、まず無料のまま数回記録して、実際の画面で確かめるのが確実です。
App内課金の実表示
金額はストアの掲載をそのまま出します。
| 商品名 | 表示価格 |
|---|---|
| Planfitプレミアム年間プランA | ¥7,900 |
| Planfitプレミアム月間プランA | ¥1,190 |
| Planfitプレミアム月間プランB | ¥1,190 |
| Planfitプレミアム年間プランE | ¥7,900 |
| Planfitプレミアム月間プランC | ¥1,190 |
| Planfit年間プロモA | ¥7,900 |
| Planfitプレミアム年間プランB | ¥7,900 |
| Planfitプレミアム年間プランC | ¥7,900 |
| Planfitプレミアム月間プランD | ¥1,190 |
| プレミアム月間購読 | ¥990 |
出典: Planfit-ジム筋トレ記録&フィットネスアプリ(App Store 日本)(2026-08-23 確認)
※ 商品名に「年間」「月間」が入っているため、課金期間はストアの一覧からそのまま読み取れます
10件並んでいますが、金額は3種類しかありません。年額¥7,900(5件)、月額¥1,190(4件)、そして「プレミアム月間購読」の¥990です。年額は月あたり約658円で、月額¥1,190を12か月続けた場合と比べると年間で約6,400円の差になります。
1週間の無料トライアルがあることも、ストアの表示から確認できます。 App Storeのサブスクリプション欄には「Planfitプレミアム年間プランA」について「1週間は無料、トライアル終了後は年額¥7,900」と表示されています。ただし、自分に提示される金額と期間は購入画面で確定するので、契約前にそこで確認してください。Google Play側の価格表示は「¥580〜¥14,100/アイテム」というレンジで、商品ごとの内訳は出ていません。
評判:評価されているのは「器具に合わせた提案」とガイドの手厚さ
数字から見ると、App Store(日本)が4.5・269件、Google Playが4.2・26,146件で、ダウンロードは100万以上です。評価されている中身は、ストアと公式サイトの掲載、そして公開レビューを合わせると3つに集まります。
1つ目は、通っているジムの器具に合わせて提案が出ることです。 App Storeの説明は「あなたが通うジムにある器具だけで、または自宅にある器具だけで、最適なメニューを自動で提案。種目・セット数・重量・回数まで、すべておまかせです」と書いています。Google Playの説明にも「器具が少ないときは、自重トレーニングを組み込んだ運動ルーチンを提案し、どんな環境でも筋トレ・ワークアウト・運動を続けられるようサポートします」とあり、器具の有無をメニューの前提条件として扱う設計であることが読み取れます。ジムのマシンが揃っていない日や、出張先で自重しかできない日にも同じ枠組みで動きます。
2つ目は、動画と音声のガイドです。 種目をタップすると実演動画が再生され、「他の人が器具を使っていても、同じ効果の代替種目を提案します」という記述もあります。混む時間帯のジムでは、目当てのマシンが埋まっているだけで予定が崩れるので、代替が出る設計は実務的です。公式サイトが掲載しているユーザーの声(Planfit側が選んで載せているもの)にも、「新鮮なルーティン、わかりやすいビデオ説明、貴重な呼吸法とウェイト提案で、Planfitは私の健康的な生活へのモチベーションを高めてくれました」(2023年8月)、「十分にチャレンジングなルーティンを提案し、タイマーで休憩を管理し、すっきりしたUIで、ワークアウトの修正もでき、終了後にシェアもできます」(2022年9月)といった評価が並びます。
3つ目は、記録アプリとしての基本部分です。 App Store日本の公開レビューには「色々なアプリと連携してくれるので使い勝手はいいと思います」(★3)、英語のレビューには「I love this app. Recommended training is really nice.(このアプリが大好きです。提案されるトレーニングが本当にいい)」(★5)という声があります。
つまりPlanfitが強いのは、ジムに通い始めて「どのマシンをどう使えばいいか」から迷っている段階です。この段階の悩みに対しては、プランの生成・動画・音声が一続きになって効きます。
使い方が合う人・合わない人が分かれるところ
一方で、期待していたものと噛み合わないケースもあります。どれも良し悪しというより、設計と使い方が噛み合うかどうかの話です。3つ挙げます。
1つ目は、提案に沿って進めることが前提の設計です。 すでにメニューが固まっている人は「自分だけのカスタムルーティン」を登録して記録アプリとして使う形になります。App Storeの説明にも「すでに決まったメニューがある人も、自由に編集して記録」とあるので、その使い方も想定されてはいますが、中心にあるAIプランの生成は使わないままになります。記録だけを最速で済ませたい人には、機能が厚く感じられることがあります。
2つ目は、音声コーチングを前提とした伴走です。 プレミアムの主役が音声である以上、イヤホンをつけてジムに行く使い方と噛み合います。逆に、音を出さずに黙々と記録したい人にとっては、有料部分の価値がそのまま薄くなります。ここは1週間の無料トライアル中に、実際に音声を鳴らして進めてみるかどうかで判断が分かれます。
3つ目は、器具の登録が効いてくる設計であることです。 通うジムや自宅の器具を登録するほど提案が具体的になる代わりに、最初にその設定を通す必要があります。公式サイトは「フィットネスレベル、目標、使用可能な器具を教えてください。30秒もかかりません」と案内していますが、設定を飛ばすとPlanfitのいちばん強い部分に届きません。ジムのマシンを一通り見てから登録するくらいのつもりで始めると、初回の提案から噛み合います。
これらは 「記録だけを速く済ませたい人」と「メニューとフォームから任せたい人」で評価が反転するポイントです。後者なら、上の3つはどれも許容範囲に収まります。
AIが何をしてくれるのか:3つの方式の違い
「AIがメニューを作る」と書かれていても、何を材料にして、いつ返ってくるかはアプリごとに違います。3本を並べると輪郭がはっきりします。
Planfitのやり方は、その場の条件からルーティンを生成して、実行中も伴走する方式です。公式サイトの使い方は「①フィットネスレベル、目標、使用可能な器具を設定 → ②AIがプランを即座に作成 → ③動画ガイド、音声コーチング、リアルタイムトラッキングでトレーニング」という3ステップで、AIが各種目のセット数・回数・重量まで決めます。公式サイトのFAQは、AIがフィットネスレベル・目標・使える器具・スケジュール・トレーニング履歴を分析してプログラムを作り、トレーニングを重ねるほど進捗とフィードバックに合わせて調整すると説明しています。プランを渡して終わりではなく、セット間の休憩と回数カウントまで音声が持っていくのがこの型の特徴です。
Gymworkのやり方は、先に決めたプログラムを配って、週の予定に沿って進める方式です。目標・頻度・鍛えたい部位を入力するとプログラムが自動作成され、プロ選手やコーチが作った既成のルーティンをそのままなぞる導線もあります。実行中は、過去ログとRPEをもとに重量と回数を3段階で提示する形です。
LiftLogのやり方は、記録を読んだAIと文章でやりとりする方式です。質問のたびに、直近30日のワークアウト、種目別の上位記録、直近の体重や体脂肪率、過去のフィードバックをまとめてAIに渡していて、「今日のメニューを提案して」と聞けばその条件を踏まえた提案が返ってきます。ワークアウト中は記録画面の「AIに相談」から「重すぎる」「軽すぎる」「種目を変えたい」をワンタップで送れて、返ってくるのは文章ではなく変更案のカードです。適用を押すと次のセットの重量や種目がその場で書き換わります。
優劣ではなく、必要としているものが段階で違います。
- ジムのマシンの使い方から分からない → 動画と音声で最後まで案内するPlanfitが速い
- やることは決まっていないが、決まった型に沿って何週間か進めたい → プログラム配信型のGymworkが噛み合う
- 自分のメニューはあるが、その日の重量調整に迷う → 相談型のほうが効く
この分け方をもっと広く(AIという言葉が何を指しているかの地図として)見たい場合は、別記事に整理してあります。
提案された重量が自分の感覚と合っているか確かめたいときは、推定1RMを自分で計算してみると判断しやすくなります。
1RM計算機Epley式とBrzycki式の両方で最大挙上重量を推定できます。%1RM換算表と式の出典つきプレミアム年額7,900円は、誰にとって価値があるか
プレミアムの価値は「記録機能」でも「AIプランの生成」でもなく、トレーニング中のガイドに対して払うものです。記録もAIプランの作成も実演動画も無料の範囲に入っているので、そこだけが目的なら課金する理由はありません。
プレミアムを払う価値がある人
- ジムのマシンの使い方に自信がなく、動画と音声で最後まで案内してほしい
- セット間の休憩や回数のカウントを、自分で管理せずに任せたい
- 週に何度もジムに行き、そのたびにメニューを決めてもらいたい
- 年額7,900円(月あたり約658円)が、パーソナルトレーニング1回分より安いと感じる
無料のままで十分な人
- 自分のメニューはもう決まっていて、記録さえ残ればいい
- 音を出さずに黙々と進めたい(音声コーチングが効かない)
- AIプランの作成と実演動画までで足りる(どちらも無料の範囲)
別のアプリも見てよい人
- チャットで相談しながら、その日の重量や種目を調整したい
- パソコンのブラウザでも記録を見返したい
- Apple Watchだけでワークアウトを完結させたい
LiftLogとの違いを表にします。LiftLogが負けている行も同じ基準で入れています。
| 比較軸 | Planfit | LiftLog |
|---|---|---|
| AIの提案方式 | その場の器具・目標からルーティンを自動生成。実行中は音声でセット・回数・休憩をガイド | 記録を読んだAIと文章で相談。ワークアウト中は変更案のカードで即反映 |
| 料金 | 記録とAIプラン作成は無料。プレミアムは年額¥7,900/月額¥1,190・¥990(1週間の無料トライアルあり) | 主要機能はすべて無料・App内課金なし(AI相談は1日10往復まで) |
| 種目の実演動画 | あり(種目タップで再生。公式サイトは600種目以上と記載) | なし(種目名と対象部位・器具のみ) |
| トレーニング中の音声ガイド | あり(プレミアムの中心機能) | なし |
| コミュニティ | 他ユーザーの記録が見える | なし(記録の画像共有のみ) |
| 対応環境 | iOS 15.1以降 / iPadOS / Mac(M1以降)/ visionOS / Apple Watch(watchOS 8.3以降)/ Android | iOS / Android / ブラウザ。Apple Watch単体で記録可 |
| 実績と評価 | 2020年公開。App Store(日本)4.5・269件、Google Play 4.2・26,146件・100万以上のDL | 2026年公開。レビュー件数はPlanfitより大幅に少ない |
※ Planfit側はApp Store・Google Play・公式サイト日本語版の掲載(2026-08-23 閲覧)に基づく。Apple WatchでPlanfitがどこまでできるかは公開情報からは確認できなかったため、互換性欄の記載のみを書いた。LiftLog側は開発者による記述
表の3〜5行目と最終行が、LiftLogが正直に負けている部分です。実演動画も音声ガイドもコミュニティ機能も持っていませんし、運用実績は6年と数か月では比較になりません。動くデバイスの幅もPlanfitのほうが広く、iPadやMacでも開けます。フォームから教えてほしい初心者には、Planfitのほうが親切です。
逆にLiftLogが持っているのは、有料プランを置いていないことと、記録を読んだAIに文章で相談できること、そしてブラウザで開けることの3点です。使い方は別記事にまとめてあります。
契約と解約の手順
サブスクリプションは、購入した経路によって窓口が変わります。無料トライアルから試す人のために、出口を先に置いておきます。
Planfitの公式サイトは、返金についてはApple App StoreとGoogle Playのポリシーに従い、解約はそれぞれのストアのサブスクリプション設定からいつでもできる、と案内しています。あわせて、App Storeの説明文には「サブスクリプションは、期間終了の24時間前までに解約しない限り自動更新されます」と書かれています。1週間のトライアルだけ試したい場合は、この24時間前という区切りを目安にしてください。
iPhone(App Store)で契約した場合、解約はアプリ内ではなくiOSの設定から行います。Apple公式サポートの手順は次のとおりです。
- 設定アプリで自分の名前をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 該当のサブスクリプションをタップ
- 「サブスクリプションをキャンセル」をタップ(下にスクロールしないと表示されない場合があります)
返金をリクエストしたい場合の窓口もAppleで、reportaproblem.apple.com にサインインし、「項目を選択してください」から「返金をリクエストする」を選んで手続きします。申請の処理状況が更新されるまで24〜48時間かかると案内されています。
Google Playで契約した場合は、Google Playの「定期購入」の画面から解約します。Googleのヘルプは「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」と明記しており、解約したあとも支払い済みの期間中は使えると説明しています。
まとめ
- Planfit(プランフィット)は韓国のPlanfit Inc.が2020年から提供するAI筋トレアプリ。App Store(日本)4.5・269件、Google Play 4.2・26,146件、100万以上のダウンロード
- 記録・AIプランの作成・実演動画は無料。メニュー生成が無料の内側にある点は、この価格帯のアプリとしては広いほう
- 有料のプレミアムは音声コーチングが中心。App内課金は年額¥7,900・月額¥1,190・¥990の10件が掲載され、商品名から課金期間も読み取れる。1週間の無料トライアルもストアの表示で確認できる
- 評価されているのは「今いるジムの器具に合わせた提案」と「動画・音声のガイド」。逆に、記録だけを最速で済ませたい人には機能が厚く感じられることがある
- AIの形式は「プランを生成して実行中も伴走する型」。相談しながら当日の重量を調整したい人は、対話型のアプリのほうが噛み合う
Planfitは、ジムのマシンの前で止まってしまう人の問題を、動画と音声で最後まで面倒を見ることで解決しているアプリです。 そのうえで、年額7,900円を払う前に、無料の範囲とトライアルの1週間で、自分に必要なのが「プラン」なのか「実行中のガイド」なのかを見極めてください。ガイドが欲しいならプレミアムは筋の通った買い物ですし、プランと記録だけが欲しいなら無料の範囲で足ります。
RPE換算計算機RPEと回数から1RMを推定し、次のセットの目標重量まで計算できます(登録不要)


